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2013-09-01

「採用基準」

採用基準採用基準
(2012/11/09)
伊賀 泰代

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この本の存在は知っていたけれど、「ほぼ日」で紹介されて初めて読んで見ようと思った。
そのパターンはたいてい失敗なんだけど(笑)、今回はよかったみたい。

家の外にまで溢れる大量のゴミを溜め込む迷惑な隣人が現れた時、その問題を解決するのに何が必要か、想像してみてください。紙と鉛筆を用意して、解決方法を考えることは可能でしょう。しかし、たとえ完璧な解決方法を紙の上に書き出すことができても、問題は何ひとつ進展しません。問題を解決するには、それらの言語化された解決策のステップを、ひとつずつ行動に移していく必要があります。その時に必要になるのがリーダーシップなのです。
どんな場合でも、他者を巻き込んで現状を変えていこうと思えば、必ずリーダーシップが必要になります。世の中には、「どうすればいいのか、みんなわかっているが、誰もやろうとしないために、解決できないまま放置されている問題」が溢れています。反対に、「答えさえわかればすぐに解決できるのだが、その答えが見えない」のは、技術的な問題など、人や組織が絡まない問題だけです。自分の言動を変えるのは自分一人でできるけれど、自分以外の人の言動は、リーダーシップなくしては変えられないのです。
最近は学校での“いじめ”が大きな問題になっていますが、ここでも、いじめをやめさせようと思えば、学校の中に強力なリーダーシップが必要となります。教師であれ、それを見ていた子供であれ、子供から話を聞いた親であれ、誰かに強力なリーダーシップがないと、問題は解決できません。(中略)ここで理解すべきは、問題を解決するために必要な物が問題解決スキルというよりは、リーダーシップというこどです。



(船頭多くして船山に登る)このことわざの船頭は、リーダーでもなんでもなく、単なる頑固でわがままな人です。このことわざは、「自分の意見を通すことだけにこだわる人が多ければ、組織としての成果は出せない」という、当たり前のことを示しているにすぎません。
本来のリーダーとは、それとは180度異なり、「チームの使命を達成するために、必要なことをやる人」です。



一人の偉大なるリーダーを待ち望む気持ちは、誰かが、この大変な状況を一気に変えてくれるはず、という他者依存の発想に基づいています。自分たちは何もせずにただ普通に暮らしていれば、いつか誰かスゴイ人が現れて、世の中をよくしてくれる、という救世主への期待です。私はこれを「スーパースターシンドローム」と呼んでいます。日本人にとってリーダーとはスーパースターであり、「神のような力を持った誰か」です。こういう人を待ち望む気持ちは、裏返せば思考停止と同じです。神頼みと何も変わりません。
現状を変えられるのは、神でもスーパースターでもありません。必要なのは、組織のあらゆる場所で、目の前の変革を地道に主導するリーダーシップの総量が、一定以上まで増えることです。



変わることができるのは、「問題を解決し、今までとは異なる未来をつくり出すのは自分たちだ。それを率いてくれる新しいリーダーがやってきた」と考える組織です。この考えは「自分たち」が、自らリーダーとしての自覚をもっていることを示しています。会社の経営者一人だけがリーダーなのではなく、構成員の中にも、「自分がこの現状を変えていく」という意識をもつ人が一定数いて初めて、その組織は変わることができるのです。



日頃からごく簡単なことで日常的にリーダーシップをとっていなければ、非常時に「自分で判断し、結果責任をとる覚悟をもち、指示を出せる人」、すなわちリーダーシップを発揮できる人にはなり得ません。普段はうだつの上がらないダメ会社員が、何かの時にスーパーマンのような活躍をするなどというのは、ドラマの中でしか起こらないのです。



日本の組織のひどさを知っていると、たったこれだけのことがいかに難しいかわかる。でも誰もがリーダーシップを発揮できたらどんな変化が起きるだろうか。ワクワクする!
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プロフィール

えみえみ

Author:えみえみ
パーソナルコーチ 、研修コーチ
国際コーチ連盟ACC
米国NLP(TM)協会認定NLP(TM)マスタープラクティショナー
モンテッソーリ教育、アドラー心理学、ブレインジム、フォーカシング

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