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2011-06-14

「刑務所図書館の人びと」

刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記
(2011/04)
アヴィ スタインバーグ

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図書館って何のためにあるんだろう? 無料貸本屋なんて言われることもあるけれど、図書館がなくなってもきっと、地域や組織などの共同体で本を共有するグループができるに違いない。でも図書館ってそれ以上のものなんじゃないかな。もちろん資料収集・保存とか難しい定義はあるんだろうけれど、もっと根本的な生きることに関わることが。だとしたら、図書館ってどんなふうに存在するのが理想なんだろうか。

そんなことをずっと考えていて出会った本。もしかして何かヒントになるかも?と思って読んでみました。

副題にあるように、著者はハーバード大学出身。でも図書館学の学位を持っているわけではありません。たまたま、という感じで刑務所図書館の司書の職に応募して、めでたく採用。でもこれが本当にめでたかったかというと…。という実話です。

著者は図書館学の学位を持っていないとのことだけれど、とにかく本の知識はすごいのです。しかも必要な場面で自然にその知識が発揮されます。まさに教養。役に立たなきゃ教養とはいえません。

何よりも感銘を受けたのは、人間に対する慈しみの気持ち。「愛」かなとも思いましたが、どうも日本語では「慈しみ」のほうが合うような気がしています、今のところ。

とんでもないことをしてきた受刑者たち、どうしようもなく管理的・事なかれ主義に見える刑務官たち、そしてそれぞれの人の周辺に存在する人たち。すべての人への慈しみ(=想像力でもあるのかな)が根底をずっと流れています。

そんな流れの上に「図書館とは?」「刑務所とは?」そして「人間とは?」という問いが投げかけられているように感じました。

結局私の問いも深くなるばかり…。


(↓あとで読む。)

http://harvardmagazine.com/2011/01/books-behind-bars?page=all


プロフィール

えみえみ

Author:えみえみ
パーソナルコーチ 、研修コーチ
国際コーチ連盟ACC
米国NLP(TM)協会認定NLP(TM)マスタープラクティショナー
モンテッソーリ教育、アドラー心理学、ブレインジム、フォーカシング

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