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2011-05-07

「「対話」がはじまるとき」

原子力発電所の問題。危ないな、いやだな、と思ったとき自分できちんと調べて考えたか? その上で反対だと判断したら本気で反対運動をしたか? 私は×です。だから今起きている問題に対して東京電力や政府も責めることもできません。ただ自分の無責任を反省するばかり。

しかしこういう大きな、どう考えていいかよくわからないような問題が起きた時、人はどう決断するのでしょうか。たいていは権威ある人の意見を取り入れてしまうのではないでしょうか。自分にはよくわからないけれど、あの人がそう言うならば、と。そのほうが手っ取り早いし。

でもみんなが納得するまで話し合った集団もあったようです。アメリカ先住民とか、たしか日本でもそういう地域があったんじゃないかな。うろ覚えだけれど、この本↓に記載があったような(ちなみに超必読本!)。

忘れられた日本人 (岩波文庫)忘れられた日本人 (岩波文庫)
(1984/05/16)
宮本 常一

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そんなことを思い出して、対話の持つ力について改めて考えようと思いました。そして読んだのがこれ↓。

「対話」がはじまるとき―互いの信頼を生み出す 12の問いかけ「対話」がはじまるとき―互いの信頼を生み出す 12の問いかけ
(2011/03/08)
マーガレット・J・ウィートリー

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対話による解決はとっても時間がかかるだろうけれど、重要な問題ほど時間をかけてみんなが納得して決めることが必要なのではないでしょうか。原子力発電所についてもこうした対話の場があり、いろいろな知識を共有できたら、今とは全然違っていたかもしれません。

語り合わない人間は理知的に振る舞わなくなります。いま、何が起きているのか考えようともせず、何も変えようとしません。常に受け身で、他人から指図されるままに行動し、自由を放棄してしまうのです。それではもはや人ではなく物体です。「語り合わないこと」は人間性を捨てることに等しいのです。

人間性を捨てることに等しいっておおげさではないような気がしています。


私は二人の偉大な牧師が同じことを言うのを聞きました。(略)「年配者が若者を避けながら道を渡るようになったら、その社会には問題がある」。人が人と出会おうともせず、耳を傾けようともしなくなったら、健全な文化をつくり出すことはできません。しかし向かい合って相手の言葉に耳を傾ければ、再びこの世界を一つの神聖なものに織り上げることができるのです。

すでに東京はやばいです…。


私は「手を差し伸べようという意欲をもつ人はだれでもリーダーだ」と思っています。つまり、変革を必要としている問題を見抜き、何とかしようという思いから率先して一歩を踏み出す人であれば、その人はもうリーダーなのです。


こんなふうにしたいという思いがあるとき、悲惨な状況を経験したとき、不正をただしたいと思ったとき、一歩踏み出し、世界に手を差し伸べるべきなのです。目の前で起きていることにただ圧倒され尻込みしているのではなく、まず動き出しましょう。

この「一歩を踏み出す」ということが重要。すごい勇気がいるけれど、口だけじゃダメなのよ。


「対話」がはじまるとき

問題意識をもちはじめたコミュニティほど力強いものはない。

「何がいけないのか?」ではなく「何ができるか?」と問い続けよう。

心を曇らせている問題に目を向けよう。
自分は一人ではなく、同じ夢を抱いている人は大勢いるのだと信じよう。

気がかりな問題があるなら、思い切って語り合おう。
 知っている人に話し、
 知らない人にも話し、
 そして、口をきこうとも思わなかった人にも声をかけてみよう。

違いに興味を持とう。
 驚きを楽しもう。
 確信よりも好奇心を大切にしよう。

可能性を実現するために行動したい、という人はだれでも歓迎しよう。
 だれもが何かしら役立つ知識や経験をもっている。
 突破口は常に新しい人間関係から見つかる。

覚えておこう。身の上話を聞いた相手を恐れることはできないということを。
親身になって耳を傾ければ、その人との距離は必ず縮まるということ。

本物の語り合いによって世界は変えられると信じよう。

人間の善良さを信頼し、再び寄り添おう。




希望が持てる本です。



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プロフィール

えみえみ

Author:えみえみ
パーソナルコーチ 、研修コーチ
国際コーチ連盟ACC
米国NLP(TM)協会認定NLP(TM)マスタープラクティショナー
モンテッソーリ教育、アドラー心理学、ブレインジム、フォーカシング

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